当記事では、初めて副業を始める方が知っておいた方が良いことを紹介していきます。
みなさん、稼ぎたくていろいろな副業を調べていると思いますが、他にも調べておかなければいけないことがあります。
副業とはいえクライアントからお仕事を請負、納品し、お金をもらいますその中で、契約を取り交わし、売上を管理し、税金を計算して納めて…、とお仕事以外にも行わなければいけないことがたくさんあります。簡単に言ってしまうと、会社の様々な部署がやっていたことを全て自分でやらなければなりません。
ある意味、副業も小さな会社を立ち上げるのと大差ないと思っても良いのかもしれません。
例えば…。
- 設備の管理
- 売り上げ、利益、経費を計算する
- 税金を計算して治める
- 取引先、仕入れ先との契約
などなど、会社であれば総務、経理、営業など様々な部署で分担していた仕事を一手に担う必要があります。
サラリーマンで会社に勤めていると、他部署が何をやっているのか疎いと思います。
(僕も副業を始めようと思うまでは全く理解していませんでした。)当記事を読めば、具体的にどんなことをやっていかなければいけないのか理解することができます。
では、一つずつ細かく見ていきましょう。
確定申告について理解する
確定申告とは1年間の所得を計算し、国に治めるべき税金を報告するという物です。
ここで言う1年とは1/1〜12/31のことを示していて、それらを翌年の2月16日~3月15日の期間で税務署に報告・納税します。(期限日が土日や祝日の場合は、休日明けの平日が期限になります。)
確定申告を実施しないと、下記のようなペナルティをかされますので必ず実施しましょう。
・納める税金に最高税率14.6%の延滞税がかかる
・青色申告特別控除の枠が、最大65万円から最大10万円に減額される
・2年連続で提出が遅れると青色申告の承認が取り消しになる
お金を節約するどころか、余分にお金がかかってしまうのでしっかりと行いましょう。
しっかりと法律に則った処理を行い、仕組みを理解して節税を行っていきましょう。
資金の管理について理解する
副業とはいえ、仕事を請負い、報酬を貰えば、そこにお金の流れが発生します。
また、仕事の内容によっては設備を導入したり、人を雇ったりとお金が出ていくこともあります。
これらのお金の流れをしっかりと管理しておくことが重要です。
これらのお金の流れを管理できていないと、前述した確定申告の際にも非常に困ります。
なぜ困るのかというと、”売上”=”所得”ではないからです。
確定申告の時、税金を計算する対象は”所得”です。
この”所得”とは、”売上”から”経費”を除いた金額です。
当然、売り上げを上げるためにパソコンを買えば”設備費”がかかり、人を雇えば”人件費”がかかります。これらのように売り上げを立てる過程で発生する費用を”経費”と言います。
このように、経費をしっかりと計上することで正しい税金を納められるのです。
経費の管理に漏れがあり、少なく申告すればあなたは損をします。
かといって、雑に管理して利益を少なく申告してしまえばそれは脱税です。
副業を行っていくのであれば、しっかりとこの辺りを管理しましょう。
開業・個人事業主について理解する
開業とは事業を始めること、個人事業主とは個人で事業を進める人のことです。
副業も事業ですし、その事業を進めているサラリーマンは事業主と言っても過言ではありません。
これらは、開業届を出すことによって公的に認められます。
では開業した場合のメリットはなんなのかと言うと、節税効果が高くなります。
なので独立を目指す場合はもちろん、副業として続ける場合でもしておいた方が良いです。
何が違うのかと言うと、先述した確定申告のやり方に選択肢が増えます。
確定申告には、下記の2通りの申告方法があります。
- 白色申告
- 青色申告
二つの違いとしては、青色申告には10〜65万円の控除がついてきます。
この控除とはなんなのかと言うことを、ざっくりと説明すると次のようになります。
白色申告では、売上から経費を引いた所得から税額を計算します。
(経費)=(売上)ー(経費)
対して青色申告では、売上から経費、さらに控除額を引いた所得から税額を計算します。
(経費)=(売上)ー(経費)ー(青色申告による控除)
税率をかける元金が下がるので、一緒に税額も下がります。
ただ、白色申告は申請が簡単です。
青色申告の控除を受けるまでも内容な方は白色申告で問題ないです。
要するに、、、
・青色申告:申告処理が多く煩雑だが、お得感がかなりある
ざっくりとですが、このように理解しておけば大丈夫です。
みなさん、自分にあった方を選んでいきましょう。
まとめ
ここまで、副業を始める際に身に付けておくべきことを紹介してきました。
ほとんどが税金に対することでしたが、副業とは収入を増やすだけでなく、節税により出費を減らすこともできます。
当記事の知識を活用して、収支において得をしていきましょう。
それではみなさん、ぜひ充実した人生を送ってください。